2016/12/26

無線式自動火災報知設備現調

 
先日の見積依頼に先立ちPMより家内と現調に行ってきました。既存不適格により自動火災報知設備設置を要しますが電源供給から端末迄の感知器迄をどう引き廻すか?竣工時より様変わりしていますので配線経路があまり良く分かりません。また下地がコンクリートですので工事も難が想定されます。有線も含めた見積を考えていますがテナントビルゆえに間仕切りも今後変更になる可能性があります。テナント撤退も考えられますので柔軟性を考慮しても無線式がやはり有力なのでしょうか・・・。現在無線式は1社のみでほぼ独占状態で機器の金額もべらぼうに高くなります。端末感知器に予備電源を搭載していますので有線式より価格は割高が想定できます。また、基本的には受信機には電源中継器仕様を選ぶ必要があり、ここから受信用中継器若しくは接点送信中継器迄は有線になりますから場合によったら大変な工事になります。しかも中継器に登録できる端末は8機器迄らしいので分子を8で割った分だけ中継器を要することになります。ここから端末感知器が無線式となるのではと思います。肝心な無線出力は電波法に抵触しない特定小出力小電力ですが送信距離は自ずと知れてしまいます。以前この手のインカムを所有していましたがだいたい100m位の電波の飛びです。室内で間仕切りが多くなるとその距離も半減してくるものです。その為に電波中継器を増設しなければなりません。・・・もろもろ考えると大変ですが所轄消防署と相談しながら対処できればと考えています。