2017/7/3

ロケ地訪問4

 
 本日AMは点検票作成、PMは埼玉県にてお客様と面談をした帰り長丁場になる事必須で・・・それならば!とロケ地訪問の時間をとりました。さいたま市より40km位の「とっておきの場所」です。「対岸の彼女(2006年)」劇中での「とっておきの場所」にどうしても行っておきたかったのです。・・・高校時代の楢橋葵(石田未来)はこのとっておきの場所で魚子(多部ちゃん)に悩みを打ち明けます。「私さ、幼稚園から・・・ずっとだよ・・・ずっといじめられて友達いなくて・・・中学の時学校いけなくなちゃったんだ・・・怖くてさ・・・あのね、自分がおかしいのはわかるの・・・でも誰も喋ってくれないから、どうしたら普通にできるのか分かんなくて・・・」「アオちんがいじめられてたのはさぁ、きっとみんなから嫉妬されてたんだよ・・・みんなにないものを持ち過ぎてるから・・・」「いいよ、そんなこと言ってくれなくても・・・私分かるもん・・・自分がどっか変だって・・・」「・・・でも私はアオちんをいじめた人に感謝する・・・だってアオちんに会えたんだもん」「魚子って人に嫌われたことないでしょ・・・兄弟喧嘩なんかしたこともなくてお母さんも優しくて・・・すっごい幸せに生きてきた人でしょ」「・・・怖がることなんてないよ、もしアオちんがハブられたとしても私だけはずっと味方だし・・・守ってあげる!」「魚子は強いね!」「・・・うん、私さぁ全然怖くないんだ・・・ほんと、ぜ~んぜん怖くない・・・私の大切なものはそんなとこにない・・・」劇中のこの二人のやり取りテーマは凄く重いんだけどリアルで心に染みるんだよな~この作品多部ちゃん主演では無いけど圧倒的に存在感際立っています。多分このドラマが映画だったら日本アカデミー助演女優賞を取得したと思います。最初はぱっとしなかったこのドラマ・・・観ていく回数を重ねるごとに作品の良さが伝わってくるんです。原作者の角田光代この小説で直木賞を受賞しています。私も原作を読みましたが結構小説に忠実なんです。映像化は難しいとまで言われたこの作品をアカデミー賞受賞監督平山秀幸が魅力的に映像化しています。
ほんとに美しい風景です!川が空や樹木を映し出しています!とっておきの場所だよね!
ラスト4人が橋の上に座ってとっておきの場所で同じ時間を共有しあってたシーン!
葵と魚子が悩みを言い合ってた心に響く重要シーン!赤と白のポールが新たに設置されていました
当時の生い茂った雑草をかき分けた頃と比べ大分入口を含め整備された感じでとっておき感が薄れた感じもします・・・
 
・・・と言う事で、僅かな時間でしたがあのシーンを思い出しました!またいつか足を運びたいと思います。