2017/6/14

FP雑談(すみれの花咲く頃)

 
小生は今年からFP技能士センターに正会員登録しておりますのでほぼ強制的に?FP技能士としてのスキルをブラッシュアップしていかねばなりません。毎月届く会報の中でスキルテストと月例ドリルを実施して6割以上の正解をたたき出さなければゆくゆくは正会員としての立場を失ってしまうことになります。1級、2級、3級FP技能士それぞれにクリアしなければならないポイントが有り3級FP技能士は10ポイントが資格を維持する為に必要なポイント数になります。半年間スキルテストと月例ドリルを基準以上の得点を満たし今回どうにか早くも12ポイントを獲得するまでになりました!3級FP技能士に課せられたポイント数は2年間で10ポイントですのでラクラククリアと言ったところでしょうか・・・さて、6月号の会報トピックスに「セカンドライフの意識と準備」がありまして、その中でFP目線での視点から大きく3部(くらし編、生活設計編、介護編)とあり中でも介護編について雑談したいと思います。ちょっと話はずれますが多部ちゃん主演のNHKドラマ「すみれの花咲く頃(2007年)」は多部ちゃんの演技魅力満載の素晴らしいドラマであることは以前のブログで紹介しロケ地にも訪問したほどぞっこんであると綴りました。だけどもこのドラマはもっと奥深い意図が見え隠れしていることがありました。表面的には北国の少女が宝塚を夢見て家族や学友との葛藤を意識しながらも健気に生きる多部ちゃん(君子)の姿がありましたが、実は地方都市の取り残された問題も背景にありました。専ら君子の家庭は祖父の介護を抱えた母子家庭の環境で毎日が否応なしに祖父の介護に従わざるを得ません。そこには本来楽しいはずの学校生活や青春も犠牲になりかねません。君子は最初は「こんな町でていくんだから!!!」と啖呵を切っていました。その理由を見つけ出す為宝塚受験を決意したとも理解できます。でも宝塚受験に向けて出発当日にじっちゃんへの挨拶を交わすとさりげなく君子に大変な思いをして折ったであろう折り鶴を手渡します。・・・そしていざ出発してバスに乗車して思い出したようにポケットから朝じっちゃんから手渡された折り鶴を出し・・・悩みに悩みます・・・介護の必要なじっちゃんを置いて私だけ宝塚に行っていいのだろうか?と。母親も休む暇もなく朝から晩までパートの仕事でもって私の大学費用や生活を支えてくれている・・・そしてついに宝塚受験に向けて乗車したバスから降ります・・・多分ですが夢より現実を選択したのでしょうしその決断は間違っていなかったでしょう・・・実際介護期間は平均ですが4年11ヶ月と言うデータがあります。また介護未経験者ですと介護費用や自分の認知症や物忘れの不安が軒並み以上に多くなっているデータがあります。介護うつも考えなければなりません。この場合FP的視点としては介護に掛かる費用抑えた提案や制度を極力駆使した提案も必要になってきます。ドラマに事例では在宅介護でしたが介護が長期化すればその選択肢も捨てきれませんし介護の為の自宅のリフォームも必要となってきます。当然公的介護保険では限界がありますし、新たな保険商品の提案も外せません。・・・君子のような若い子が地方から出て行った場合の経済的損失もあるでしょう。将来の遺産相続によって適当に分割されても遺産は地方から遠のくのですから地方は疲弊していく一方になりますね。まぁFP的視点からも君子は地元に踏みとどまったのは正解だったと思います。→それは夢がね~よ!ドラマ的にはあたたかく君子を宝塚受験に送り出してあげて・・・がいいよね!