2017/5/4
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多部好み多部尽くし旅情1 |
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今年のゴールデンウィークは最大9連続とまずまずの並びでどう予定を立ててますでしょうか?旅行に行く予定、趣味に没頭してみたい、読書や映画三昧、はたまたお金が無くて家でゴロゴロ・・・色々有りと思います。・・・でも今年のゴールデンウィーク、晴天に恵まれお出かけするのが良さそうかな、と思います。弊社も期間中ずっと行楽三昧と言う訳にもいかず、半ばの3、4、5日と些細ではありますが休みを取る事になりました。普段業務では家内と一緒に業務車両に乗っかって一緒に作業をして・・・なので、たまには別々に行動も良さそうと思い計画を練りました。(建前上<笑>)家内は何やら観たい映画が沢山あるらしく映画三昧で映画館巡り、私は、タイトルにありますように「多部好み多部尽くし旅情」と勝手に命名させていただきました。えーっ、チョット字が違うんじゃないの?と思うかも知れません。行った先々のグルメを求めた「食べ好み食べ尽くし旅情」じゃないの?いえいえそうじゃないんです!女優「多部未華子」出演の映画やドラマのロケ地を訪れる旅なんです!ほんとこれだけが今回の目的で行く先々で美味しいものに舌鼓でも無ければ観光地を散策でも無いんです。全くもってそんなの除外です。ですので、食事はおにぎりやカップ麺、宿泊も車中泊です!持参はデジカメ2台とDVDプレーヤー、着替え寝袋、アメニティグッズのみ!ましてや細かい計画等一切不要!(こりゃイージーライダーの気分ってか。・・・時計を捨てたりしてね。<冗談冗談>) こんなんじゃ家内に誘っても絶対行かない!と言うに決まってるから・・・。但し、予算と日程が前提にありまして、15,000円で2泊3日と言う条件です。家内にも留守番代15,000円で期間中楽しんでもらいます。(平等の見地からネ!)メインの行き先は福島県耶麻郡猪苗代町と磐梯町、郡山市です。サブで栃木県佐野市、できたら群馬県桐生市に立ち寄ります。日程ですが、3、4、5日と行きますと翌業務ですので身体が疲れてしまいます。5日はどうしても骨休めしたいです。・・・となると、2、3、4日か・・・ただ2日は業務が入っています・・・じゃ無理なんじゃねえの?・・・でも幸い業務は午前中のみ、いけるんじゃなねえの?・・・と言う事でめでたく且つすんなり決定です。2日は都内と佐野市、できたら桐生市、3、4日で福島方面です。対外的には「みちのくひとり旅」ってか!以上、プロローグでした! 「多部だしたら止まらない、多部ちゃんの不思議な魅力」 多部未華子:1989年1月25日東京生まれ。28歳。O型。ヒラタオフィス所属。 現在、テレビ映画、CM、舞台等多方面から活躍している若手実力派女優ですが、女優になるきっかけが10代の頃「アニー」の舞台を観てオーディションを受け、たまたまそこでスカウトされたのがきっかけとの事。映画「HINOKIO」(2005年作)のオーディションで1000名を超える応募者の中から見事大役に抜擢され以後、映画等で活躍。 10代は専ら映画中心で活躍していました。先の「HINOKIO」(2005年)「青空のゆくえ」(2005年)でブルーリボン新人賞を獲得。「ゴーヤーちゃんぷる~」(2005年)では初めての主演映画で孤独な一少女鈴木ひろみ役を好演。その後、「対岸の彼女」「夜のピクニック」「ルート225」(2006年)で立て続けに魅力を発揮。 そして、初主演となるNHKドラマ「すみれの花咲く頃」が2007年4月1日(日)に単発ではありますが放送。このドラマは青春漫画の名手松本剛原作の1991年の作品「すみれの花咲く頃」に脚色を加え物語の内容を色濃くしています。物語の舞台は福島県猪苗代町と磐梯町。北国の少女は宝塚の舞台を夢見る・・・周りにも理解されない夢と現実が少女を孤独にしていく・・・地方都市過疎介護、将来への不安や問題・・・ややもすると社会性のあるこのドラマを多部未華子が主演し主人公遠藤君子を十分すぎるくらいに匠に演じきっています。また、演出担当の落合将が素晴らしい!多部ちゃんの魅力を十分すぎるくらいに引き出しています。・・・一見すると普通に収まってしまう可でも不可でもない感じ・・・でも一度気になってしまうと強烈な印象を残してしまう個性・・・超美形でもなければ超美人というわけでもないブサカワなどと揶揄されていた時もあったらしいです・・・(私は決してそんなこと無いと思いますし十分可愛いです。比較的小柄で小顔でスレンダーな肢体から繰り広げられるパワーは一体なんぞや!と叫びたくなります。) 平成生まれなのに昭和のテイスト漂う美しさ可愛さ:彼女の魅力は大自然の舞台で驚く程輝きを発揮しているように思います。この「すみれの花咲く頃」の他「ゴーヤーちゃんぷる~」でも西表島での大自然に融合していましたし、「深夜食堂」「続・深夜食堂」でも昭和の雰囲気に妙にマッチングして他の豪華俳優陣を寄せ付けない存在感が滲み出ていました。更に言うなら「あやしい彼女」での回想シーンでの白黒フラッシュバック映像も装いが昭和の衣装も手伝ってか感動の後ろ盾になっていたのだと思います。 目力と前髪・・・外見的な魅力と言えば強いて2点です。先ず目力・・・多分歴代の監督やディレクターが多くに彼女の目力に魅力を感じたと言っていたと思います。目つきが悪いとかではなく何ていうかエネルギーを感じるのです。それも強烈に・・・そういえばNHKの朝の連続小説「つばさ」の番宣で初めて彼女を観た時、圧迫感を感じたように思います。次に前髪・・・現在の多部ちゃんはメイクとかで目力が少し和らいだと思いますが、多部ちゃんの前髪はいつも前に長く下ろしています。前髪下ろした多部ちゃんは可愛いと思いますが、多部ちゃんのおでこ結構広いのでコンプレックスでと聞いた事があります。 人見知りの性格・・・よくインタビューでこのように発言している多部ちゃん(全然そのようには思いませんけどね)普通の子と変わらない性格が親近感を与えるのかも知れませんね。 マイペースな性格・・・どっかの記事でこう記載されていたように思います。そういえば去年の日テレ番宣で「青空レストラン」出演時全く喋らなかった、ビール乾杯の際サッポロのマークを隠して献杯してたとかなんとか・・・(まぁいいじゃありませんか) 同じイニシャル・・・親近感湧きますね。多部未華子本名らしいですがイニシャルがTMでしょ・・・うーん惹かれる理由かは分かりませんが・・・ 何はともあれ今回のロケ地訪問のメインが何を隠そうこの「すみれの花咲く頃」の多部好み多部尽くし旅情であります。このドラマわずか74分の中にこれまでの多部ちゃんの作品で魅了してきた魅力が凝縮されています。言わば喜怒哀楽が存分に楽しめる演技になっています。 喜ぶシーン:宝塚受験を母に認められ、校舎屋上で学友に「(宝塚を)受験していいって・・・」と言うセリフ(この時の感極まった喜び・・・ほんと良かった良かった) 怒るシーン:宝塚受験を学友に茶化され一瞥の視線を送るや否や宝塚雑誌で学友の顔面めがけてぶん殴り、「私は宝塚が好きなの!宝塚の舞台に立ちたいの!悪い!」と一気呵成に啖呵を切るところや校庭自転車置き場で謝る学友をものともせず、「なんであんなにバカにされなきゃならないの!・・・ひょっとして何かの役に立つと思って演劇部に入部したけどみんな遊んでばっか、時間の無駄!演劇部のみんなも学校のみんなも田舎もんよ!・・・こんなところ出て行くんだから!!!」・・・(いや~このセリフ凄いや~) 泣くシーン:彼女の作品は結構泣くシーンが多いのですがこの作品は極めつけです。宝塚受験の為母親に内緒でバレエのスクール通いがバレてしまい母親に想いをぶつけ、「私にはやりたいことがあるの!・・・」と言い放つが内緒にしていた真相が「父ちゃんと約束したから・・・(略)・・・そんなこと母ちゃんに言える?言えねえべ!」多部ちゃん大粒の涙を浮かべて大泣きします・・・このセリフ思わず私も号泣しちゃいました。そして最後の意外の行動・・・「私、母ちゃんが嫌いだった、じっちゃんが嫌いだった、この街嫌いだった、何もかもいやだった・・・なにもかも捨てたかった・・・別に宝塚でなくたってよかった。・・・みんな捨てられるなら何だってよかった・・・なのに私ってすっごくずるい・・・すっごく汚い・・・」ここでも大泣き・・・心に心底響きます・・・ 多部ちゃん走りのシーン:多部ちゃんといえば走るシーンが名物?となっていますがこの作品でも遺憾なく発揮してます!バレエのレッスンを終え帰宅の途に付き郡山駅迄駆け込み乗車するところやバレエのレッスンが遅れ急いで帰宅の途に付き・・・走るシーン(「ゴーヤーちゃんぷる~」や「君に届け」で堪能できますヨ!) 孤独のシーン:多部ちゃんの作品は家庭環境に恵まれず孤独な役柄が多いのが特徴なのですが(「HINOKIO」「ゴーヤーちゃんぷる~」等)この作品でもそういうシーンが浮き出ています。教室内で他の生徒が歓談している中、多部ちゃんは一人頬ずえをついてぼーっと音楽を聴いています。(落合ディレクターも言ってましたが多部ちゃんはホント孤独な役柄が似合うネ!このシーンがやりたくて多部ちゃんを起用したとも?)あと、何といってもエンドロール後雪の降りしきる中、一人寂しく電車を待つシーン!(劇中通して忘れがたいシーンで暫しの余韻を残します!)多部ちゃん自身も一人で孤独なシーンは違和感なく共感できると言っていました。 てな感じでお勧めのドラマですが当時ドラマを鑑賞した方は非常に少ないのではと思います。日曜日の夜11時放映では無理もないか・・・DVDも既に絶版・・・中古もプレミア価格で入手難しいです。でもほんと何度観ても飽きませんし感動する類まれな作品です!いつかロケ地に行きたいと思っていましたがロケが行われたのが2006年3月・・・それから12年以上・・・困難が伴う過酷な試みとなりました。色んな情報を探ってまいりましたがなかなか・・・映像とグーグルアースのにらめっこ・・・大変でした!・・・でも重要シーンは情報入手できました!(続きは2へ) |
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