2019/12/17

FP雑談(年金その3)

来年1月に FP2級試験実技が控えておりまして喫緊の対策が要求されるところでございますが現在のところコンスタントに勉強できていない状況であります。先日も市販の模擬試験で結果50問中29問と合格まであと一歩状態・・・これからの頑張りが欠かせませんね。実技は6科目であり中「リスク管理」の科目は実質実技試験がございません。なのでこの科目を除いた5科目を勉強しなければなりません。内容は実務に密着した計算問題が多数を占めますが中「ライフプランニングと資金計画」の科目を見ていきましょう。目玉なのが年金です。公的年金と私的年金に大きく分かれますがそれぞれ見ていきます。先ず公的年金です。これは国民が絶対支払わなければならない年金で基礎年金と厚生年金がメインで基礎年金は家の階数に例えると1階つまり基礎階になり自営業者等が対象に個々人が払込通知書をもってコンビニ等で16410円(現在)を世帯数分基本支払わなければなりません。かつては私も個人事業主でしたので以上金額の2名分支払わなければならなかった事は今となってはよい思い出です。480か月60歳まで満額支払ってももらえる年金は年780100円です。え~と偶数月に支払われますが月換算ですと約65000円程ですね。おいおいっ!月65000円でどうやって生活するんじゃ!ってな感じですよね・・・住宅ローンが無く仮に夫婦でも月130000円程度・・・う~んこの金額では食べていくのがやっとこさってな感じです。そこで国は対策を立てました。個人型確定拠出年金いわゆるiDeCoです。以前は縛りがございましたが今では基本誰でも入る事が可能で、内容は結構お得な制度で私も加入しておるのですが(ぶっちゃけ自分の年金は自分で何とかして下さいな・・・制度は国が面倒見ますんで・・・是非とも利用して下さいね→こんな印象の年金です。)運用益等非課税で月68000円迄の掛け金が可能です。現在の私は2号被保険者なので月23000円迄の掛け金が可能です。一方、厚生年金は会社員等が加入する年金で私みたいな役員も対象でイメージ的には2階部分になります。つまりこの金額には自動的に基礎年金が含まれているんですね。だから支払金額は基礎年金額16410円より一層高くなります。だけどもらえる年金は国民年金より多くなりますし会社にとっては掛け金の半額は会社負担ですので結構痛手になるんです。ところで年金は基礎、厚生共に「老齢」「遺族」「障害」と区分されています。受給できる条件等は省きますがここではやはり併給調整、つまりどの組み合わせだったらOKでどの組み合わせだったらNGなのかも疑問になってくると思います。学科でも大事でしたが実技でも結構大事です。まとめると・・・
○「老齢厚生年金」「老齢基礎年金」→OK
○「遺族厚生年金」「遺族基礎年金」→OK
○「障害厚生年金」「障害基礎年金」→OK
以上は問題なく覚えられます。ところが・・・
○「老齢厚生年金」「遺族基礎年金」→NG
○「障害厚生年金」「老齢基礎年金」→NG
○「障害厚生年金」「遺族基礎年金」→NG
以上は問答無用で併給はダメです。
○「老齢厚生年金」「障害基礎年金」→65歳以上OK
○「遺族厚生年金」「老齢基礎年金」→65歳以上OK
○「遺族厚生年金」「障害基礎年金」→65歳以上OK
以上は年齢条件があります。
結構難しくなってきました。これくらいにしておきます。(続)